カメリア・カレッジ特別編(出版記念パーティー)が開催されました。

4月26日夜、ヘルスケア・デザイン・レポートの出版記念パーティーがカメリアで開催されました。
当日は、地域の方、就職活動中の学生、カンボジア人留学生、湖山医療福祉グループとお付き合いのある方など150名を超える方の参加がありました。

パーティでは初の試みとして、スカイプを活用し東日本大震災で被害を受けた施設とカメリアの間で四元中継もおこなわれ交流が図られました。

会の冒頭、理事長の湖山泰成よりご挨拶申し上げました。

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~以下はご挨拶の要約~

お越しいただきありがとうございます。
今回は書籍が発刊されたことを大勢の方々が知り合いになってこのネットワークを拡げていきたい、
そのような思いでこの出版記念パーティーを開催しました。

発刊のねらいは、本でご紹介している皆さまのの活動に感謝するためのです。
カメリアやカメリア以外の他の湖山医療福祉グループの施設で、

さまざまなイベントや活動に対してボランティア活動や手弁当で社会的な活動を行っている方々に対して

すばらしい社会貢献活動をしていただいている、こんな社会的活動を世の中に知っていただきたい、

そのような思いで出版しました。

書籍のタイトルにある「ヘルスケア・デザイン・レポート」とは、
「メディカル」だけではなく、「ヘルスケア」を通して高齢社会をデザインしていく。
デザインとは、新しい日本社会をつくるデザインです。

これからの日本社会の在り方として、多くの方が力を合わせ、知り合いになり、
協力し助け合っていくというネットワークの中で構築していくことである。

絆、ネットワーク。一人一人の力は弱いですが、一人ひとりが手を結びあって助け合って、

都会も地方も、医師も看護師も助け合っていかなければ

生きていけないことを見据えた上での新しい日本の社会のデザインです。

この本はステージであり舞台です。すばらしい活動をしていただいた方への感謝をさせていただきたい。

そういう意味での出版です。

開かれた施設づくり、開かれた病院づくりとは何かを20数年前から考え実践してきました。

開かれたというのは、外から素晴らしいものを取り入れよう、

生きる意欲とは、知らない人と出会える偶然、管理された出会いではなく、

老若男女に関わらず出会えること。

いろんな方が関わっていたただくことが開かれた施設づくりです。

開かれた施設とは生きた人間が、生身でリアルな出会いとなり、人間関係が作られていくことです。

少子高齢化の中で、治療、介護、看護、開かれた人的ネットワークの拠点として

このような活動を続けていましたが、東日本大震災が大きな転機となりました。

3月11日、午後2時46分。

3月11日以降、私たちは社会的使命として震災に対応して、

私たちの施設が地域の拠点として多くの人の命を救うことの使命を感じました。

多くの職員が被害を受けた施設を助けました。

これからも助け合っていきたいと思います。

過酷ではあるが、社会的使命として受け止めてまいります。

みなさま方への感謝状です。
この書籍は私たちの皆さまへの感謝状です。

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次いで平澤先生(東京大学名誉教授、財団法人未来工学研究所理事長)にご挨拶をいただきました。

この本では、帯文にも記載させていただいたように、
地域コミュニティ活性化への、希望に満ちた新しい手法が数多く公開されています。
私も湖山医療福祉グループの50以上の施設を見学しました。
また昨秋、こやまケア全国研究発表大会へも参加した、いろいろな示唆を得ました。
このことを踏まえて伝えていきたいと思います。
湖山医療福祉グループは医療福祉団体では大きな規模であるが、
ひとつは湖山代表を中心として、それぞれの施設で、現場で工夫をしています。
そのことに関心を寄せています。

2番目には、湖山代表、湖山医療福祉グループは新しい社会、日本の高齢化社会を
悲観的にみるのではなく新しい地域社会を担っていく思いを持って
取り組んでいることに関心しています。

未来工学研究所では、日本の未来社会を悲観的にみるのではなく、
日本を活力に満ちた社会づくりをしたいと思っています。

未来社会を考えていくにはいくつかのアプローチがあります。
自然の未来を考えていくスタンスもひとつですが、これはあまり有効なアプローチ
にはなり得ません。なぜなら人の意思があるためである。
できるだけ頼りになる信頼性のおける未来社会を築きあげたい。
予測ではなく、未来を作り出していくという立場で未来社会の研究の
あるべき姿を模索していきたいと思います。ただし、
社会は社会だけで成立するのではなく、自然とともにある。
サイエンスがさまざまな未来の知見を与えてくれます。

国のかたちを変えなければなりません。
単に土木工事の領域の話では終わりません。
地震工学の知見を加味すればわかることです。

今回の湖山医療福祉グループの震災で関心することは、
社会の中でボランティア活動を行っていた、
企業活動の中で自然にボランティア活動を行っていました。

地域の中核的な機能を担う、社会貢献の在り方はこれかれの
未来社会の在り方を示唆するものではないかと思います。

財団法人脳血管研究所 理事長 美原樹先生ご発声により乾杯の音頭が取られました。

最後に結びとして湖山代表より
気仙沼をみどりに、という運動を起こそう
自らの名を付けた、木を植えよう。
ヘドロを緑で覆い尽くそう。
はまなすの丘の回りも緑や、明るい、いろんな色の
色を付けたい。

ガーデニングボランティアをして木を植えていく。

生きる楽しみ、生きる意欲、木や花を育てて愛でる。
大事に育てていただき、明るい気仙沼に取り戻そう。
大きな宣言で幕は閉じられました。

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これほど大規模なイベントは、竣工式、亀島まつり以来です。至らぬ点が多々あったかと思いますが、お越しいただいたみなさまには充実した時間が過ごせたものと思います。また、このパーティーではレスマイさんの手料理が振る舞われました。カンボジアのカレーです。26日の朝から仕込みを始めて作ってもらいました。

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みなさまありがとうございました。